|
mail:kanri@gr-digital.net |
GR DIGITAL IIのススメ
GR DIGITALと他のカメラの併用
ここではGR DIGITALと他のカメラとの併用について考えてみたいと思います。
GR DIGITALは換算28mmの短焦点レンズなので、これ一つで何でもできるというカメラではありません。
GR DIGITALの主な特徴は
・換算28mmの単焦点
・小さなボディ
・撮像素子が小さいのでパンフォーカスになる
・レンズ前1センチまで寄ることができるマクロ
などがあります。
この特徴を生かした併用カメラをいくつか実際に私が組み合わせている方法を中心に考えてみました。
1、デジタル一眼レフと単焦点レンズにGRD
GRDユーザーや関心が高い人にはデジタル一眼レフを使用している方も多いと思います。
私も使っていますが、GRDとの相性の良さを考えるとデジタル一眼レフにも単焦点をつけるのがいいのではないかと思います。
一つは単焦点レンズの方がズームレンズと比べるとコンパクトで、明るい。
GRDがコンパクトなので併用するカメラのシステムもやはりコンパクトにした方が機動性もあり、GRDのよさをスポイルしないのではないかと思います。
また単焦点レンズなら明るいレンズが選べるので、GRDにはないボケを生かした写真を撮ることもできます。
私の場合はデジタル一眼レフに28mm f2か50mm f1.4という組み合わせが多いです。
特に50mmは明るく、比較的コンパクトであり、何よりも安価です。
2、高倍率ズームコンパクトデジカメにGRD
2番目の組み合わせは高倍率ズームコンパクトデジカメとの組み合わせです。
ブログを見ていても多くの方が実際にこの組み合わせで楽しんでいるようです。
リコー製のものであれば操作も近いので使いやすいでしょう。
デジタルカメラをいくつか併用していて困るのが、それぞれ操作が異なることです。
一眼レフでも細かな操作やピントリングの回転方向はメーカーにより異なるので、ほぼ同じ操作で済むということはストレスが溜まらずに写真を撮ることに集中できます。
高倍率ズームカメラとの組み合わせですが、圧縮効果や遠くのものを大きく写すなどGRDにできない撮影が楽しめます。
普段は望遠域を使わなくても旅行やイベントなどに使いやすい組み合わせではないでしょうか。
3、二眼レフにGRD
二眼レフの多くは標準レンズを使用しています。
そこでスクエアも撮れるGRD2との併用が生きてくるのではないでしょうか。
二眼レフをメインに広角はGRDに任せる。
GRD2はマイセッティングの切り替えがモードダイヤル操作で可能なので、マイセッティング1は通常の設定でマイセッティング2はスクエア用の設定にしておけば切り替えもスムーズにできます。
4、レンズシャッターカメラにGRD
これは私のお気に入りの組み合わせの一つです。
60年代から70年代ころのレンズシャッターを使ったカメラには秀逸なレンズを使用したものが多く、中には割高なものもありますが多くは大衆機であったので現在は中古屋で安く流通しています。
キヤノンのキャノネット(canonet)、ミノルタのハイマチック(hi matic)、オリンパス35シリーズやヤシカエレクトロなどなど、沢山のカメラがあります。
レンズは40mmから50mmで開放1.8前後のものが多いのでGR DIGITALには撮れないボケを生かした写真はレンズシャッターカメラで補えます。
古いカメラなのであまり寄れないので、寄りたい時はGRDのマクロが生きてきます。
デジタルカメラに馴れるとフィルムカメラ、特に135では物足りない気もするのですが、デジタルカメラにはないものがあります。
GR DIGITALとの組み合わせ4パターンを紹介しましたが、他の組み合わせも数限りなくあります。
自分が好きなカメラや撮影スタイルに合わせて組み合わせることがベストな組み合わせのスタイルとなるのではないでしょうか。