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GR DIGITAL IIのススメ


ワイコンとテレコン

GR DIGITALには純正オプションとしてワイコンとテレコンが用意されています。
ワイコンは初代GRD発売に合わせて、テレコンの方は二代目GRDの発売後に販売が開始されました。
GRDユーザーには是非とも使ってもらいたいこのオプション2つについて、このページで実際に撮影したものを交えながら特徴を見ていきたいと思います。

GRDとワイコン

まずはワイコンから。
GRDのもととなるフィルムカメラGR1には兄弟機として限定発売されたGR21がありました。
GR21の人気は今でも衰えることなく、中古市場では高値で安定しています。
このGR21はGR1ユーザーからの要望で2番目に多いものだったと聞いたことがあります。
1番は50mm前後の標準レンズを搭載したGR1だったとか。
標準レンズを使ったものはAFの精度がネックとなり、2番目に要望が多かった21mmを発売したようです。
このGR21が評判となり、GRシリーズは広角というイメージが定着したのかもしれません。
GRDのバックグラウンドとなるGR1にはこういった経緯があったため、GRD発売と同時にワイコンがオプションで提供されました。
ワイコンというと非常に大きなものが多いなかで、リコー製のワイコンは伝統的にコンパクトで高性能です。
換算21mmですが、歪曲も少なく周辺光量にも問題はありません。
逆光時にはゴーストが出やすくなりますが、通常は問題にならない程度です。

GRDとテレコン

テレコンをつけることで換算40mmとなり、GRDユーザーはもちろん、GR1の時から待ち望まれた標準GRとなります。
テレコンはワイコンと比べても重く、大きいものです。
広角レンズにフロントコンバータータイプのテレコンというものは難しく、時間がかかったようです。
さらに、このテレコンには大きな問題があります。
問題というのは画面の隅に赤いフレアが発生しやすいというもの。
このフレアを防ぐにはハレギリをすればいいのですが、簡単なものでは効果がありません。
唯一の解決法は構図を変えること。
カメラの向きを少し変えるだけでフレアが出なくなることも多いので、気になる場合は液晶モニターを注意深く見ながらの撮影となります。
フレアは必ず出るというものではなく、300枚撮って全くでないこともあれば100枚撮ったら数枚写っていることもあります。
斜め横、斜め上に強い光源があると出やすいようです。
フレアがでやすいという欠点はありますが、性能は十分なものがあります。
フロントコンバージョンレンズなのでテレコンを装着してもf値は変わらないので、換算40mmにしては明るいレンズといえます。
焦点距離が長くなるためボケやすくなり、マクロ撮影もワイコンなしとの違いが楽しめます。

ワイコンとテレコンどちらかなら

ワイコンとテレコンどちらか一つなら、まずはワイコンをお勧めします。
どうしてワイコンなのかというと、テレコンの場合トリミングで対応できるということが一つ。
もう一つは換算21mmは一眼レフの標準ズームよりも広角であり、広角のGRらしさが味わえること。
特に他のカメラとあわせて使うならば、標準はデジタル一眼レフやフィルムカメラに任せて広角はGRDと使い分けた方が楽しめるのではないかと思います。
ワイコンを使うとGRDが2種類あるようでお徳な気分になれますよ。